2019年1月14日月曜日。
ついに決戦の時を迎えた。
　９時半にホテルロビーでMさんと合流後、歩いて5分のMotionクリニックへ行った。ビルの10階にあるクリニックはとても清潔で、待合室はホテルのラウンジのようだ。受付は日本語が話せるスタッフもいるのようで、いかに日本人の患者が多いのか窺い知ることができる。
　さっそく問診票を記入。といっても韓国語で表記されているので、すべてMさんが翻訳して私は答えるだけだ。10時前くらいにどうやらパク院長が出勤したようで、受付のスタッフが挨拶する声が聞こえた。
　施術用のパジャマに着替えた後、メディカルチーフの部屋に行き、ヘアデザインの決定だ。　
　私の希望は、①旋毛から前頭葉にかけてボリュームをアップしたい
　　　　　　　②Ｍ字を埋めたい
　　　　　　　③余裕があれば生え際を下げたい
　診断の結果、予想以上にAGAが進んでいたようで2500株では①②までで③は難しいとのこと。結局生え際は整える程度にすることになった。
　いろいろな制限がある中、チーフがヘアデザインを何度も書き直してくれた。ありがとうございます。
　次はいよいよパク院長との面談と最終診断だ。パク院長の部屋に通され、丸暗記した韓国語で自己紹介。パク院長も笑ってくださり、逆に日本語で挨拶されてしまった。
私が緊張しているのを察してくださったのか「旋毛は産毛が生えているし、わたしより生えているからいじらなくていいよ」と笑わせてくれたり、血圧が若干高い私に対して、安定剤をひと粒飲むようにすすめてくれたりでとにかく、親身になって接してくれた。
　パク院長は明日夜は忙しくゆっくり話す時間がないようなので、シャンプーの仕方（強さ）のレクチャーもしてくれた。私の手を取りこういうふうにやりなさいと実際に押してくれるのだ。そしてあなたもやってみなさいと、今度はパク院長の手を押した。予想より強く押すことに驚いたが、それ以上に、ここまで日本人の私にやってくれるのかと感動した。
　パク院長診断結果。2500株をNSで移植することで最終決定した。