mezase-ken-blenisのブログ

迷ったらGO! グローバルヘアー経由、韓国Motionクリニックで2500株の植毛をすることになった俺。その全ての記録を公開

はじめまして。kenと申します。
この度、グローバルヘアーさん経由で韓国で植毛施術を受けることになりました。その記録を全公開しようと思います。もちろん嘘を書くつもりはありません。自分の感じたままに事実を書きます。

韓国最終日 洗髪 地下鉄で空港へ

 

2019年1月15日(火)、今日は韓国最終日だ。クリニックで洗髪をすることになっている。アテンダントMさんとのロビーでの約束は11時30分だった。シャワーを浴びたり部屋の片付け、荷物の整理をしたかったので7時30分には起床した。

 テレビをつけ唯一の日本語放送NHK(衛星放送)を見た。と言うより、日本語を聞きたくて流していただけだ。内容は前日を同じようだった。


 少し早いが11時に部屋を出てチェックアウトを済ませた。ロビーに行ったらもうMさんは居るではないか!。いったい何時から待っているのだろうか?
 時間調整をしてクリニックに向かった。すぐに呼ばれて、いよいよ洗髪タイムだ。包帯はドナー採取部からの出血や水分で後頭部が幅広い範囲でピンク色になっていたが、移植部を含め大きな問題はいようだった。
 ほとんど水のような低温のシャワーだがやはり沁みた。看護師さんは手慣れた感じで採取部は指の腹でゴシゴシ・・・。ひえ~沁みる!!!
 さすがに移植部はシャンプー液を流す程度だったがシャワーは結構当てていた。美容院のような仰向けになる椅子とシャンプー台だが、どうも首の据わりが悪い。もう少し奥に頭を預ければよかったのだろう。


 低温のドライヤーで髪を乾かした後、ニット帽をどうするか看護師さんに聞かれた。どうやら被らない方が良いらしい。そのうえMさん曰く、私の顔も色黒なので施術跡もあまり目立たないと言う。念のためニット帽は頂いたが被らないことにした。
 洗髪してくれた看護師さんに丁寧に何度も挨拶した。看護師さんも「いいのよ、いいのよ」(本当は何を言っているのかわからない)みたいに何度もうなづいて、私を見送ってくれた。


 パク院長は他の施術中でお会いすることはできなかったが、再度、心の中で「ありがとうございました」と言った。


 地下鉄の駅まで向かう道すがらの空気は異常に暖かかった昨日、一昨日とは違い、きりっとして冷たかった。冷たい風が吹くと警報が出たほどのPM2.5を吹き飛ばしてくれるという。だから空が奇麗なのか。。。クリニックでの予定がすべて終了したからであろうか、気分も上々だった。

韓国二日目 終了 そして・・・

 


最後、パク院長が血圧をチェックし問題がないことを確認してくれた。看護師さんに頭を包帯でぐるぐる巻きにされ、その上からニット帽を被りて全てが終了した。
麻酔が残っているうえに8時間近く施術ベットに横になっていたが、すぐに立ち上げることが出来た。
 着替えてクリニックを出るとき(19:30頃)、なんと院長室からでるパク院長と一緒になった。用事があるにもかかわらず万が一の事を想定して最後まで待機してくださっていたのだ。ご挨拶をすると同時にパク院長が握手をしてきた。私も(韓国式で)左手を添えた右手で握手した。こころからの感謝。「ありがとうございました」と日本語で言ってしまった。
 パク院長、アテンダントMさん、自分の3人で一緒にエレベータに乗りビルを降りた。
パク院長は右側に、我々は左側にそれぞれ別れた。去って行くパク院長の背中は一生忘れないであろう。
  
 私は外で食事する元気はなかった。Mさんにホテルまで送っていただき、明日の約束時間11時30分を確認し、そのまま部屋に向かった。
 部屋で一休みした後、コンビニに行った。夕飯としておにぎり、パン。次の日の朝食としておにぎりとバナナ牛乳を買った。
 頭はさすがに違和感あるが体は疲れていたのだろう。軽くシャワーを浴びて、朝渡された薬(※)を飲んで直ぐに寝てしまった。
 ※薬・・・カプセルは化膿止め抗生物質、橙色の錠剤は整腸薬、白い錠剤は痛み止め

韓国二日目 決戦2 ドナー採取、スリット、移植

 施術台にうつ伏せ(これが後々辛くなることになるのだが。。。)になり看護師さんが後頭部を入念に消毒してくれた後、11時30分、パク院長による2500株のドナー採取が始まった。


①麻酔・・・施術の中で一番の痛さといわれ後頭部に合計10数か所に打つのだが、予想より痛くなく余裕で我慢できるレベルだった。インフルエンザの予防接種の方が痛いと思った。


②採取・・・パク院長が麻酔の効果のほどを確認後、採取開始。ウィーン(プラモデル用の小型モーターのような音)、プシュウ(コンプレッサーから空気が漏れるような音)、ウィーン、プシュウ、静かな室内に無機質で乾いた音が連続で聞こえた。痛みはない。 
しかしうつ伏せの姿勢が予想以上に辛く、尿意も強くなってきて顎も痛くなってしまった。音がしない間に微妙に角度を変えたりしたがとにかく辛い。
 右半分のパンチが終わったのだろうかパク院長は一旦退室したが、看護師さんたちは採取を続けた。首筋に何かが流れた。もしかしたら血??
 アテンダントのMさんがやってきて、「よく頭を動かしているけど大丈夫ですか」とパク院長のメッセージを伝えにきた。さらに「血圧が高いのか出血が多いので時間がかかっています」と。。。ここで一旦、トイレ休憩。
 後半は左半分の採取。途中で麻酔を追加したが、ここではパク院長が「〇〇さん、麻酔追加します」と日本語で言ってくれた。
うとうとした時もあったためか自分では時間の感覚がつかめなかったが、室内の足音が多くなってきたとき、Mさんの「お疲れさまでした。採取終わりました」との声が聞こえた。時間はなんと15時10分。3時間40分かかってしまった。やはり、出血の多さ、頻繁に動いたこと、途中のトイレ休憩が原因だった。


③スリット・・・約20分の遅い昼食(ボリューム満点の焼肉弁当味)の後、ベットに仰向けになりスリット作成だ。眉毛の上や前頭部への麻酔は全く痛くない。スリットの音はまさにサクッ、サクッ、サクッ。固い梨を切るような音だ。約45分くらいで終了した。


④移植・・・16時30分開始。ここからは看護師さんの作業だ。「看護師さんたちが、20時までに終わればいいなあ~て言ってるよ」とMさんが教えてくれた。大変な作業であることを再認識したと共に、これは下手に動けないなあ~と思ったのだった。
 パク院長が20時から外部で別の予定があるらしく、なるべくそれまでに終わらせたいようだ。ベテランの看護師さんたち2人は、黙々と作業をしてくれた。それこそ黙々とだ。何度が言葉を交わす場面はあったものの、途中休憩は一切なく2500株の移植終了。
 
   パク院長をはじめ看護師の皆さん、最後まで付き添っていただいたMさんに対しては本当に感謝しかない。心よりそう思った。
 


  時間は19時10分だった。